ザブトン

写真が別名「ザブトン」です。
これはザブトンを横の断面から
みたところです。
正確には「天然南鮪の腹とろ」。
その他にも色々な呼び方があります。
「腹へそ上カワラ」とか「大トロ」
「腹カマ先カワラ」等。
天然南鮪の脂物の大型魚(80kg位)を
背2腹2の四つの節に割ります。
腹ロイン(雌節)をへそ(肛門)
の部分でカットします。
へそより上、頭寄りの部分の
天身(赤身)の部分は外して
トロ(脂身)の部分だけにしたもの。
それがこの形態になります。
写真の右側、全体の約三分の一位から
半分弱がハラモ(大トロ)の部分です。
残りの部分は腹の中トロになります。
ご覧の通り、ハラモの部分の厚さが
非常に厚いのが本鮪と南鮪の特徴です。
この大トロの部分が取れるが故に、
お寿司屋さんで重宝されるのです。
これは天然物の南鮪です。
漁場は南インド洋。
文字通りインド洋の高緯度帯、
南極に近い方面の漁場です。
冷たい海で身がしまり、
脂もしっかりとのっていますね。
そりゃ蓄養物と比べれば、
脂の乗り具合は劣るかもしれません。
でも一度食べてみれば、
脂の質が全く違うことが良くわかります。
天然物の中でも、メバチマグロの
トロのお味とも全く異なります。
中トロよりも大トロのほうが、
さらに脂のきめが細かくて濃い味。
どんな方も違いがお分かりいただけるはず。
それ位独特な味です。
蓄養物をけなすわけではありませんが、
こと南鮪に関しては天然の脂物のほうが
確実に上質です。
基本的に南鮪の蓄養物は、
旋網漁で漁獲した小型魚を
数年かけて養殖したものです。
成長しても20kgに満たないものも。
かたや天然物の南鮪の脂物は、
100〜150kg位にまで成長したものも。
天然でそこまで成長した鮪には、
小型の蓄養鮪はとてもかないません。
南鮪の盛漁期は7〜8月。
南半球ですから季節は反対です。
その時期は生の南鮪が入荷しますが、
今は全くのシーズンオフ。
冷凍物が流通の主体です。
スーパーや量販店でも、
取り扱うところが増えました。
ここ静岡市でも同様で、
すっかり定着した感があります。
今年は漁獲枠も増加。
さらなる流通量の増加が見込まれます。
南鮪のトロがお求めやすい価格になる?
天然南鮪、今年は要注目ですぞ!
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