晴れやかな赤

今日の写真は「おっ、これはキレイ!」
とセリ場で思わず撮影した一枚です。
冷凍メバチマグロの赤身。
台湾船が太平洋で漁獲したものです。
脂はほとんど有りませんが、
とても透明感が有ります。
これなら良いお刺身になりますぞ!
一つ問題なのがその重さです。
マグロは大きく成長します。
このメバチは60kg。
頭や骨、皮や血合等を除いた
可食部分を約半分すると
それでも約30kgも有ります。
普通の大人が一度に食べる量は、
お刺身で100〜200g位。
60kgのマグロだと60,000g
ですからなんと約150人前!
アジやイワシと違って
1匹=一人分とはさすがにいきません。
そこで私達のような加工業者が
様々な形態にマグロを加工する。
そんな工程が必要になります。
清水港、そしてお隣の焼津港では、
日本で最も多くの量の冷凍マグロが
水揚げされます。
水揚げ後、すぐに超低温冷凍庫へ
保管されます。
内貨(国内貨物)であればすぐに
加工販売が出来ます。
外貨(輸入貨物)であれば、
通関(関税を支払う)が必要です。
水揚げや入庫時に選別が行われ、
「脂物」は豊洲市場やその他の市場へ。
「赤身」は各業者が原魚加工を行い、
市場や問屋を経て店舗から消費者へ
届くことになります。
ここ清水と焼津エリアには、
大小様々な冷凍マグロ(カツオ)加工場、
加工業者がひしめき合っています。
ネギトロ・切り落とし等の
マグロ加工品の加工場も多いです。
どの加工場、加工業者さんも
それぞれにお得意先を持ち
日々マグロ製品を製造されています。
まさに清水、焼津は日本有数の
冷凍マグロの基地だと言えます。
そんなメッカとも言える地域で
弊社は社長と私のたった二人で
商いを続けています。
加工場の働き手不足等、
様々な問題も正直有ります。
でも、こんな色のマグロを見ると、
とても晴れやかな気持ちになります。
そう、やっぱりマグロは「素材」が命。
いくら手をかけて加工しても、
元の素材が良くなくては。
こればかりは現場で実際に
見なくては分かりません。
買い付けは自分でやるしかない。
一本一本丁寧に全てのマグロを下付ける。
では今日も冷凍マグロを
仕入れに行って来ます!

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